月別アーカイブ: 2019年8月

❖ 賀寿(長寿のお祝い)のご提案 ❖

 お陰様にて当店は創業から今日まで地元の皆様には百三十余年の永きに渡るご愛顧をいただいております。その感謝の意を込めて還暦を始めとする賀寿(長寿のお祝い)の集いには特に力を入れて取り組まさせて頂いております。

❖10名様以上のお客様にはご自宅などご指定の場所にバス送迎サービスをいたしております。

❖会場は一階に4室が椅子席の個室でご用意できます。椅子・テーブルは特注で数寄屋造りの和室の雰囲気を活かすため少し低めになっており、お身体に楽なものとなっております。

❖主賓の方の健康状態は様々ですので是非一度ご内覧のうえ会場をお決めください。

❖ご高齢の方の個々の健康状態に合わせた特別なメニューをお創りいたします。

❖当店のお勧めは一般のお客様の献立と見た目は変わらないのですが格段に召し上がり易くできる方法がございます。先般もご予約の際に次のようなご相談を受けました。
「卒寿を迎える母はおたくの日本料理が大好きで苦手なものは一切ないのですが、なにせ歯が弱くなり、最近は食べられるものが限られてしまいます。母だけ特別な献立にしていただけますか」
「はい、お一人様だけ別の献立でというのもできますが、折角のお祝いの席で主役のお母さまだけ別の献立と言うのは如何がなものかと・・見た目は周りのお膳とさほど変わらずにご年配の方にも召し上がり易くする方法がございますのでお任せください」

日本料理には根菜や太い茎などを煮込む際に味を早く沁み込ませ馴染ませるための「隠し包丁」というテクニックがございます。その技巧を全ての品に応用し、前歯に負担を掛けずに奥歯だけで味わえるようにします。理想的には前歯で噛む動作を始めたらホロリと崩れてし、しかも味に一番敏感な舌の先端で素材から出た旨味が感じられるようにする。そう申しますと大変難しい事の様に聞こえますが、煮物や揚げ物は言うに及ばず鱧の骨切や鱸の洗いなど年季の入った和食の職人は普段からこうした絶妙な包丁遣いを駆使して毎日素材に向い合っています。こうした品々が出せるのは日本刀の切れ味を持つ和包丁と食材の味覚や身厚や筋などを知り尽くした職人の技があってこそなのです。

❖賀寿の演出としては大鯛の家喜物を皆様でお取分けしたり、お誕生ケーキのお持ち込みも出来ます。

ご予約の際には皆様のお好みやご希望をご遠慮なくお申し付けください。皆様のお心に末永く残るお祝いのお席を創りあげてまいります。

❖人生の節目となる賀寿(長寿のお祝い)一覧表

61歳:還暦 生まれた年の干支にもどるから。(数え61歳。満60歳で祝う)
70歳:古稀(古希) 唐の詩人・杜甫の「人生七十古来稀なり」に由来。
77歳:喜寿 「喜」のくずし字の、七十七と読める形から。
80歳:傘寿 「傘」のくずし字の、八と十を重ねた形から。
88歳:米寿 「米」の字をくずすと、八、十、八に分かれるので。
90歳:卒寿 「卒」のくずし字「卆」が九十と読めることから。
99歳:白寿 「百」から横線の「一」を取ると「白」になるので。
100歳:紀寿 100年=一世紀を表わす「紀」から。
101~107歳:101歳は百一賀、102歳は百二賀、103歳は百三賀…となる
108歳:茶寿 「茶」の字をくずすと、二十と八、十、八に分かれるので。
111歳:皇寿 「皇」を「白」と「王」に分ける。「白」は99歳を表わし、「王」はさらに「十」と「二」に分けることができる。 ゆえに「白」(99歳)ぷらす「十」「二」で111歳。
※本来は数え年で祝うものなのですが、最近は満年齢で祝うことが増えています。



新道山家は皆様と共に「いつも新しい老舗」であり続けたいと願っております。
亭主・川島利雄 敬白

この秋に七五三・お宮参り・お食い初めをご予定の方々に・・

の度はお子様のお宮参り・お食い初め・七五三のお祝い誠におめでとうございます。

新道山家は武蔵一宮・氷川神社から近道を歩くと950mで12分ほどで着きます、お車では1.2キロで約5分のお近くにございます。ご参拝のあとは落ち着いた和室の個室でごゆるりとご家族そろってのお食事をお楽しみください。

特別な日の小さな主役さんをおもてなしする可愛い御膳をご用意しました。大人の献立と同じく一品一品がしっかりと仕込みされています。盛付けも華やかに、召し上がりやすく工夫を凝らしています。季節のソフトドリンクも添えて小さなグルメさんに乾杯!

ところで、どうして大宮の氷川神社に七五三のお参りをする方がかくも多いのかご存知ですか?武蔵一宮・氷川神社は関東各地に二百三十七社もある氷川神社の総本社なのです。須佐之男命(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなだひめのみこと)の夫婦神が祀られている二千四百余年の歴史ある神社です。須佐之男命はやまたのおろち退治などの伝説にあるように勇気と決断力にすぐれた男子で、寄り添う稲田姫命は美しく聡明でしかも献身的な女子でした。そこで江戸時代からお子様の成長を願う神様として最も相応しいとされ、お宮参りや七五三のお祝いには関東一円から参拝をなさる方々で賑わいます。また、新都心駅に至近の一の鳥居から直線状態で約二キロ続く氷川参道は日本一長い直線の参道としても有名です。

*photo copyrighted by Toshio Kawashima